医師の応召義務について考える
応召義務が明治に出来た話だとしてしても、その出来た成り立ちがあるわけで。救貧医療とか聞いたことがあるのかね。国民皆保険だってその出来た成り立ちがあって、いま、急に出来たわけではないです。それを厚生省管轄のところに労働省が入ってくるからこそ、ややこしくなっている点にはずっと以前から指摘しているつもりなんですけど。いまは過渡期なので踏ん張ってもらわなければならない業種の人も何かといるわけです、それを街も歩かずしてそういう政策を決めようとするから、余計にややこしくなるわけなの。医師免許持って、遊んでる人がいるでしょ。若手医師の意見ばかり尊重していたら、この国の医療は崩壊するよ、まじで。救急にレジデントをお留守番代わりに置いてみたら、必ず人は死ぬよ。夜間救急へ行ってみて考えて欲しいもの。働きやすさだけを重視するから、おかしくなるわけで。医師の就労インセンティブの問題は、僕も多くの先行研究を読んだことがあるけど、少なくとも金銭では動かない。むしろ、先端医療をやりたくて集中するかもしれない。だけども、指導医がきちんと教えないと新しい医療ばかり入れても使えないでしょ。レジデントのお留守番医師だけでは、なんともならないのよ。そこには臨床検査技師の人に待機してもらわないといけないし、どこに振り分けるかしか判断できないのだから、明日改めて来てください、ということになる。ましてや、外国人の人が増えている街には、保険証を持っていない人も混ざっているかもしんないのよ。どうせ、またPTだとか有識者会議とやらで決めるんだろうけど、僕は知らんからね。今度は、法曹界のやつも巻き込んでるみたいだから、裁判訴訟リスクも丸め込むつもりなんだろう。遺族の人が泣く姿がテレビに映し出されて、民意が騒ぐのかね。この国は、なにかと人が死んでからじゃないと動かない国ですから。
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