センター試験について考える

実はこれも回答がこないんだよなあ。知る人ぞ知る。今回のセンター試験に出された地理Bに関する問題。ネットで沸いてたから、中日新聞がどんな書き方してくるか、と思ってたら、ネットでは、受験生の恨み節とも聞こえる声が、と書き出してくるじゃん。いや、恨み節なんかじゃなくてよ。いかにあるように、地理学の問題ではないと個人的には思うんだよ。


で、送ったの。中日新聞文化部の記者さんに以下のメールを。新聞は報道のみであくまでも私論を述べる場ではない、というのなら、やっぱり恨み節とも聞こえるという書き方はないでしょ。もうその時点で主観が入ってるじゃん。そして上記のように答えているように、もう語学の問題になってるのよ。地理を飛び越してるのはよくない。これではなんの応用力も身につかないと思う。消去法なんかで正解を導いて、応用力がつくと思うかね。その場しのぎじゃん、それじゃあ、受験生がかわいそうでしょ。一生懸命やってきたのに。


以下が送付したメールの内容。

センター試験「地理B」の出問については、ネットで話題になっておりましたので、

記事欄にもどのように書かれてくるか、注目しておりました。

今朝の朝刊で、⚪️⚪️様が書かれた記事を拝読して、失笑してしまいました。

以下引用になります。

問題をよく考え「バイキング」がノルウエーに関連することに気づけば、

ムーミンを知らなくても消去法で正解を導くことができた。

とあります。

地理は、暗記科目からの脱皮という筋合いで思考力のいる問題へと変わったものと認識しております。

私は、ムーミンであろうとバイキングであろうと、どちらも観ておりませんので知りません。

しかしながら、地理学という学問の初動を問う問題であるとするのならば、

一体なにを問いたいのかが不明瞭な問題であり、中途半端にアニメーションを使ったばかりに起きたミスであるとも考えます。

後日、興味が湧いたのなら、自分で現地へ行くなりして調査してくる姿こそが地理学という学問であるとするのならば、

もう少し興味を沸かせる工夫が必要ではないだろうか、と、私であれば、書くと思います(もちろん字数の関係もあるでしょうから難しいこととは存じます)。

高等教育のあり方が問われている今であるからこそ、そういった問題定義のできる記者様が今後とも増えていくよう望んでおります。

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