僕がダム建設に反対する理由
正確ではないかもしれないが、検証しようとした途中でやめてしまったから。この記事中で出てくる病院へ5年ほど前に行ったことがある。機能は、とても足りているとは思えなかった。それは、医師の多くが従事している日は稀で、火曜日と木曜日のみとか隔週とかそんな感じでとても埋まっているようには思えなかった。救急搬送車が来たのだが、とても近所を歩いていても他に病院と呼べる施設はなかった。多分、ここの病院機能で十分な診療が行えない場合は、豊橋市民病院に来ることになっているんだろうと思った。歩いてみてわかったのは、姥車を押してでも坂道を病院に受診に来るk患者や、張り紙には、お薬だけは出せませんとしてある(これを現在もやってるとこはほとんどないと思われるが、当然薬を処方されるには、医師の診察が必要であるからだが、いつもの常備薬がなくなると薬だけをもらいに来る患者がいるのは事実)。そうしたところは、風光明媚な景色も良いところなので、気候の良い時には人がくる。しかしながら、山間部にあるため、ある程度は寒くなる、すると目ぼしい観光資源がないところには、観光客がくることはない。観光客が来ないということは、その土地にお金を落としていかないということになり、高齢者の税金だけでは、その地域の財政はたかがしれている。国勢調査(しかし、近年、国勢調査に協力しないなどで時系列で観察するにはデータとしては歪みがあることは知られている)の中身をみれば、昼夜労働力人口が算出できる。これを見てみれば、その市町村区のおおよその勢力(財力)がわかる。ここで大方の自治体が考えるのが、大規模施設の誘致や大規模工事の誘致である。そして大雨対策のためのダム建設である(この辺りは2000年の9月時の大雨で被害を被っている)。しかしながら、ダムは自然環境を破壊する。清流をせき止めるわけなので、当然のことながら、水は濁る。すると、清流でこそ生きられた自然や魚が取れなくなる。そして、当然、ダムの上流や下流に住んでいる人は生活に困ることになる。それでも市民病院は当然のことながら市民の税金で成り立っているわけなので、わかっていていても高齢者人口が増えてこれば、生活保護を手厚くしなければならなくなり、病院機能にテコ入れが必要になる。ついにダム建設の調停を結んだか、と思って、諦めていたところにこの記事である。やむを得まい。よっぽどの大金持ちか、その地域の出身者が戻ってくる、もしくは寄付(これも、一度ふるさと納税で失敗している)でも行われないかぎり、自治体の財力をあげる要因が考えられない。これがこの国に不幸にするシステムが存在する理由である。
0コメント