気っ風の良い女将の話。

ついでだから、あるお寿司屋さんの気っ風の良い女将さんの話もしておこう。

旦那さんは、気の弱そうな人であるけども、寿司を握って何十年。

って言う感じの人。

最初は刺身の良いのから出してくれる。飲んで談笑してを繰り返す。

そんなお店は、高級なので早々滅多に行けやしないけども、たまーに行きたくなる。

そこで聞いた女将の話。

東京で噂を聞きつつけたワイン通で有名な俳優さん。最近は、観ないけども、辰巳琢郎さんがその店に来て、ワインを飲みたいと言い出した。

で、ワインの銘柄は自分の好みのがあるらしく、持ってきたが、ワインオープナーを忘れてきたらしい。
で、女将に、ないか?と訪ねたところ、開口一番。

うちはお寿司屋だよ、ワインなんてのとあうものは、置いてないし、気に入らないなら、そこで買ってきな!と追い払ったと言う。


なんて、素敵な女将さん。

こう言う情緒あふれるお寿司屋さんに行って食べたいものなのだが、そうは行けないので、懐加減と相談しながら、いつ行こうかと、迷っている間に、相当な年月が過ぎてしまった。


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